活動報告

平成２３年（２０１１年）に『僕らの高専祭』と銘打ち１４名が母校の高専祭に集ったのが最初だった。
在校生に＜記念写真＞のシャッターを押して貰い、その後、学内展示や学生寮などを“集団徘徊”した。
あれから数えて、早や６回目の秋が来た。
１０月の終り頃だったか、いつもの定宿に電話すると「ごめんなさ～い。もう予約で満室なのよー！」

昨年の精算の折に「来年の１１月１２日、押さえといてね。」と媚びる様に頼んでおいたのに・・・
申し訳無さは全く感じられない女将の声が、明るく、無残に、僕の耳に響いた。
同日の『沼津よさこいナンタラ』の影響か、それとも僕らが『手間の掛かるウザイ客』と見なされたのか。
阿波踊りの怒涛の破壊力に、受話器を持ったままボーゼンと立ち尽くす僕だった。

２０１６年１１月１２日（第二・土曜日）
〈プレ会〉希望有ったが、定宿が予約出来ず中止
《宴会》　　〔三代目魚貞〕　　（入店）17:00～１７：３０乾杯～２時間飲み放題～20：50？（喧噪の中締め）
〈二次会〉〔Bees Bar〕　　　21：00頃～23：00頃　（喧噪とカラオケの終了）

幸い、晴天かつ小春日和に恵まれた秋の夕暮れ、昨年と同じ居酒屋の二階に三々五々と集まる。
入口で、お店の大将？に確認する。

「料理を昨年より、量より質にしてって頼んだけど、何品くらい出るの？」　　「８品です。」

疋田と藤波が「最初に会費を集めるよ。」「二次会の分も一緒に頼むね。」と呼び掛け。
幹事団の到着前から集まっていた同期の衆は、我先にとお札を差し出す。

「今年から、本年に逝去された朋友に黙とう１０秒を捧げます。　起立っ、黙とう・・・、なおれ。」
「引き続き、恒例の記念撮影に移ります。」
「金丸が少し遅れるけーが、同窓会補助金の額に影響は無いので、抜きで写します。」
「兄ちゃん、広角デジカメだで、もっと近づいて！　はい、イチたすイチは～ニィー。　オッケー。」

ガタガタと椅子を片付けて、一同着席。

「兄ちゃ～ん、生ビール出してー。」
「ビールが揃う間に、富嗣の開会の辞を、手短にお願いしま～す。」
「ご指名により・・・。本日は宗教と政治、それから病気と銭の話は止めよう。」
「えー！　それじゃー、喋る話題は無いじゃん。」
「えーっと、代わりに健康と・・・・・・。　　今年も幹事さん、ご苦労様でした。」
「ビールも行き渡ったので、ようやく上海から帰った修に、カンパーイの言葉のみで乾杯をお願いします。」
「飲みながら聞いて。よさこい東海道の影響で宿泊予約が取れない。開催日の変更を提案します。」
「繰下げると寒くなるので、第一土曜日に繰り上げたいと思いまーす。」
「それから、飲み放題は２時間、１９時半まで。後の追加は有料だから。自覚を持って飲んでね。」
「そうそう、昨年は料理の食べ残しが多かった。　今年も最後に『お鍋』が出るからね。」
「あっ、もう金丸が来た。　記念撮影をもう一回やりまーす。テーブルの間に集まってー。」

《一次会》　〔１９名〕　
「それでは、菅沼が初参加してくれたので、一言・・。」
「ついでに、久し振りの金丸も一言。」

20：15頃、「俺さー、地域の仕事が有るから失礼するわ。群馬、前橋にも新鮮な魚は売ってるからね。」
（後ろ髪を引かれる様に）帰る牧野を、飲みながら見送る。「ハイッ、拍手―。」
「幹事長ぉ。提案が有りま～す。前田が伊藤園ホテルに再就職したって。次は一泊でやりませんかぁ。」

どうやら、一泊二食付きで８，６００円（税込）、カラオケ、駐車場も無料らしい。
あの前田がトツトツと囁く。「時期によっては《割引２千円》も出来るよ。」　
僕の幹事長職務が覚醒。「場所は？　熱海駅から２分！　近いね。　みんな～、後でメールするからね。」　

そんなやかやで、あっという間に『中締め』の時間が来た。
「またなー、来年も元気で来いよ。」　外に出て握手して「バイバイ。」

《二次会》　〔１２名〕　
「石川君の歌はえーね。聞かせるね。」とかのベンチャラに乗った訳でもなかろうが、
当初は一次会で帰る予定の石川君も「最終で帰るから。」と参加して呉れて、早速、マイクを握る。
つられて、憲蔵、玉次が歌いまくる（ついでに俺も・・・）。遂には馬場、金丸まで。
それぞれの最終電車ギリギリまで歌い、タクシーを呼んで次々に帰っていった。

「俺らも帰るぞ。　最後、オオトリ。　我が人生に悔いは無し・・・。張り切って、どうぞ～。」

この歌だけはと、（隅の方で喋くっていた）富嗣が、満を持しての熱唱。
今年も、騒々しい位に明るく、元気で、楽しい、花の四期会の大団円。